2022年4月22日（金）　研究会で初めて関東での開催となる、第3回フィールドワーク（見学会＆意見交換会）を東京都文京区千駄木にある旧安田楠雄邸で行いました。当研究会の賛助会員である日本ナショナルトラストが所有・管理されている施設です。

まずは、103年前の建設当時の材料がそのまま残るという建物を、説明を伺いながらじっくり見学します。廊下にはゴムタイルが貼られていました。（レッドカーペットの下）

台所は、昭和4年に少し改造されたようです。

写真はありませんが、オリジナルが残る照明器具がどれも素敵です。

開放的な2階の座敷からは枝垂れ桜がきれいに見えますが、すでに葉桜でした。（4月初旬に満開とのこと）

最後は、建物管理を日本ナショナルトラストから委託されている、通称「たてもの応援団」のみなさんから、いろいろお話を伺いました。この建物・庭園を”発見”し、日本ナショナル・トラストに繋いで保存活用への道を開き、維持・管理・公開・ガイドを担う現在に至るまで、活動は25年に渡るとのことです。

日本ナショナル・トラストの事務局長からも、団体の理念や活動、旧安田楠雄邸庭園での関わり方、最近実施された耐震補強工事、などについてご説明いただきました。建物・庭園が素晴らしいのはもちろんのこと、加えて、私たちの事前の勉強不足もあって認識を新たにすることが多く、たいへん有意義な内容のフィールドワークとなりました。

たてもの応援団のみなさま、旧安田楠雄邸サポーターのみなさま、日本ナショナルトラストのみなさま、ありがとうございました。私たちもぜひ次に活かしていきたいものです。