オンライン研究会:高崎市歴史的景観建造物登録制度における「景観的」価値の検討
2022年6月23日(木)19時より、公益活動ファンド研究分科会のオンライン研究会を開催します。
参加者は、次のURLでご参加ください(事前申込不要です)。
【参加用URL】
ビデオ通話のリンク: https://meet.google.com/ezf-nmsk-dru
【公益活動ファンド研究分科会オンライン研究会】
日時:2022年6月23日(木)19時
場所:オンライン(通話リンク https://meet.google.com/ezf-nmsk-dru)
報告者:武田智行(文化遺産信託研究会監事)
テーマ:高崎市歴史的景観建造物登録制度における「景観的」価値の検討(『文化遺産信託研究』掲載:https://bunkaisan-shintaku.org/526/)
概要:経済的基盤の確保は、公益活動において最も重要なもののひとつである。しかし、これを検討する前提として、何のために資金が必要であるのかを明確にする必要がある。
本報告では、高崎市の歴史的景観建造物登録制度を題材として、歴史的建造物の保存における経済的支援の対象の検討を行う。高崎市での制度を含め、わが国の多くの景観・歴史的建造物等の保存制度は、専ら外観の維持に向けられたものであり、経済的支援の対象もそのための費用に限られているものが少なくない。しかし、景観又はその一部としての歴史的建造物保存を目的とするのであれば、外観のみならず、市民の生活の中での利用がなされることも重要であり、これに向けた経済的支援も必要となると考えられる。
本報告では、こうした視点から、歴史的建造物保存について経済的支援のあり方を検討したい。